死季(shi-ki)


掲げた標
人は見ない
終わりへ向かう人
曇る眼
陰り逝く人
近く死出の旅

人亡くなり
心死んで
眼も病んで逝く
腹も立とう
我慢出来ぬ
血溜まりの後

楽為過ぎて
耄ける人
中身迄失いて
虚勢張るは
空しき事と
我も解らずに

此の世朽ちて
浮き世人よ
三途に流れて
サヨナラ

仏も神も居ないと言う
御蔭を知らぬ癖に
心宿る御蔭様に神仏宿る

廻り廻る
善しも悪しも
皆は如何生きる
終わりの音が哭る前に
何か変えてく


本歌
大貫妙子 & 坂本龍一
「四季(Shiki)」